こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
新型コロナウイルス感染症によって、いわゆる「密」を避けたり、パーテーションを設置したり、新しい生活様式が必要になっています。
その生活様式の中に「マスク」があります。
マスクによる意識の変化
新型コロナウイルス感染症によって、外出する時はマスクが必需品となりました。そのためにいつも口元はマスクで隠れるようになり、歯ならびが悪い事を気にして手で隠す事は必要無くなりました。
同様に歯の矯正のご相談を受けていると、「マスクをしているから装置が目立っても良い」と話される患者さま(ご家族さま)が多くなっています。
今まででしたら目立たない矯正装置での治療を考えられていた方々が、従来の歯の表側の装置で治療を進められています。
いつコロナウイルスは収束(終息)するか
いつまでマスクが必要となるかは、ウイルスが収束(終息)するかに関係しています。
ウイルスの収束(終息)の条件はいくつかあります。
ワクチンの開発
ワクチンとは感染症の予防に用いられる医薬品です。
病原体から作られた無毒化・弱毒化された抗原を接種する事で、病原体に対する抗体産生を促して免疫を獲得する事を目的としています。
新型コロナウイルス感染症に「かからない」ようになる事が必要です。
治療薬の開発
ワクチンはあくまで予防なので、新型コロナウイルス感染症になってしまった場合の治療薬が開発されなければいけません。
完治までいかなくても、重症化を抑える医薬品が必要です。
世界中での収束(終息)
日本だけで解決しても意味がありません。
今は海外渡航を制限していますが、それもいつかは解除しなければなりません。それを考えると、他の国々でも収束(終息)している必要があります。
以上の事を考えると、日本の中だけでは2021年の夏くらいまでなのでしょうが、世界で考えると2021年いっぱいは警戒が必要となりそうです。
目立つ矯正でも良いか
基本的にどのような矯正装置を使用するかは、歯科医院ごとである程度決まっている部分もありますが患者さまが最終決定します。どのようにするかは患者さま次第で自由です。
歯科医師としては患者さまの歯ならびが治ればそれで良いので、矯正装置の種類は何を選んで頂いても構いません。(治療の難易度が上がるのは困りますが)
その前提でご説明させていただきます。
大人の矯正の治療期間は平均で2~3年です。
これから治療を開始したとすると、初めの一年程度はマスクで矯正装置は隠れますが、それ以降は隠れません。
その際、装置の変更ができる場合とできない場合があり、できたとしても追加料金が必要になる可能性が高いです。
その事も踏まえて、歯の矯正をどのようにするか考えて頂いた方が良いと思われます。
まとめ
新型コロナウイルス感染症によって、世の中は大きく変化しました。
ですが、この状況が永遠に続くわけでもありません。明けない夜はないのです。
それがいつまでか分からないのでモヤモヤしている方も多いと思いますが、今の時点だけでなくこれからの事も考えて歯列矯正を検討して頂ければ幸いです。