こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
今回は歯列矯正の地域差に関してご説明させていただきます。
矯正歯科に地域格差はあるか?
「地域格差」という言葉があります。
「東京」と「地方」、「都会」と「田舎」の違いによって、人が集まる所にはお金や物が集中する一方で、人が少ない所は過疎化など色々な物が少なくなっていきます。
それでは矯正歯科はどうなのでしょうか。
都会で矯正歯科が多い理由
矯正歯科は東京をはじめ都会で多く、地方は少ない傾向にあります。
その理由は以下の通りです。
患者の絶対数が多い
歯科医院も経営していかなければいけませんので、患者がいない所では成り立ちません。
特に矯正歯科は子どもなど若い年齢層の患者さまがほとんどなので、そのような方が多い所が有利です。
デンタルIQの格差
デンタルIQ(アイキュー)とは、歯を含めた口の中に関しての知識や意識の高さです。普段、虫歯や歯周病など口の中に気を配らない方は、歯ならびまで治そうと考えない場合が多いです。
地域によってこれはバラバラで、歯ならびに関してもまったく気にしない所もあれば、治す事が当たり前になっている所もあります。
子どもの歯列矯正に関しても同様で、患者や保護者の歯科に関する知識が少なければ治療まで至りません。
収入の格差
一般的に東京など都会に住まわれている方が、平均収入は高いとされています。
歯列矯正は高額な医療です。
収入によって治療を受けられる対象は変わってきます。
歯科医師の住環境
歯科医師も人間なので便利な所に住みたいと考えます。ご家族がいれば子どもの教育についても考える事があると思われます。
その際、田舎より都会に住む割合が大きくなります。
勤務地を大学がコントロールしている医科では地方の病院に転勤する事もありますが、歯科は基本的に自分で開業する方が多いので、その場所もおおむね自由に決められます。
その結果、矯正歯科をはじめ歯科医院は都会で増える傾向にあります。
矯正の診療内容では地域の格差があるか?
それでは診療内容は差があるのでしょうか。
宮城県岩沼市にあるいわぬま矯正歯科クリニックを例に考えてみましょう。
岩沼市は仙台市の中心部から南に20㎞のところにあります。極端な田舎ではありませんが、都会とは言えません。
開院前、私は東京や横浜で勤務医やフリーランスとして診療していました。
地元に戻って診療を続けていますが、東京にいた頃と診療内容はあまり変わりませんし、マウスピース矯正(インビザライン)など新しい治療も取り入れています。
矯正歯科の診療内容は、「地域差」というよりは「ドクターの差」なのかもしれません。
まとめ
新型コロナウイルス感染症の流行によって、テレワークなど新しい生活様式に変化した事で済む場所も東京の一極集中から地方へ人が移り始めています。
ですが矯正歯科に限って言うと、まだまだ都会と地方の格差は大きいままです。
いわぬま矯正歯科クリニックでは、宮城県県南地域で「安心」で「安全」な歯科矯正治療を提供できるように、東京の歯科医院と同じもしくはそれ以上の努力をしていこうと思います。