こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
今回はクレジットカードの分割払いとデンタルローンの違いに関してご説明させていただきます。
分割払いでも大きく違う?
歯列矯正は高額です。
そのため、一括で支払う事ができない場合は分割で支払いをする必要があります。歯科医院で分割をしているのであれば金利はかかりませんが、クレジットカードでの分割払いやデンタルローンは金利がかかってきます。
ローンのシミュレーション
ここでは歯列矯正費用80万円を24回に分けて支払う場合について、クレジットカードの分割払いとデンタルローンでシミュレーションします。
クレジットカードを含め、利息制限法では借りた金額に応じて以下のように金利の上限が設定されています。
10万円未満 :20%
10万円以上100万円未満:18%
100万円以上 :15%
ここではクレジットカードの上限に近い15%で計算します。
デンタルローンは当院で採用しているジャックスのデンタルローンの金利3.9%で計算しています。
デンタルローン|ローン・カードローンのジャックス (jaccs.co.jp)
また、金利はその時点での金融の状況で左右されますので、いつもこの金利とは限りませんのでご了承ください。
クレジットカード(年率15%)
支払い元金 :800,000円
支払い手数料 :129,478円
支払い合計金額 :929,478円
支払い合計金額(月):38,789円
デンタルローン(年率3.9%)
支払い元金 :800,000円
支払い手数料 :32,891円
支払い合計金額 :832,891円
支払い合計金額(月):34,704円
クレジットカードのメリット
比較的簡単にカードを作りやすい
クレジットカード自体は、収入など一定の条件を満たすと審査が通ります。元々限度額は高くないため審査が通りやすい可能性があります。
ポイントが貯まる
多くのカードは、支払いをするとポイントを貯める事ができます。実質的に治療費を安くする事ができます。
一時的に利用金額の上限を上げられる
通常は限度額の低いクレジットカードですが、一時的にその限度を上げる事ができます。カード会社との話し合いになりますが、限度額の数倍程度まで可能になる場合があります。
クレジットカードのデメリット
金利が高い
一括払いなど金利のかからない支払いがありますが、分割での支払いだと利息がかかってきます。
デンタルローンより金利の高い事が多いです。
デンタルローンのメリット
金利が低い
金融機関でのフリーローン(無担保で使い道の自由なローン)に近い金利です。
通常金融機関のローンは、住宅ローンなど担保があり使い道の決まっている場合に金利が低く設定されているので、それよりは高く設定されています。
ですので、クレジットカードの金利に比べてと考えてください。
高額なローンを組める
クレジットカードの限度額の上限は、大抵は月20万円からスタートだと思われます。
それを考えるとカードで100万円前後のローンは組みにくいですが、デンタルローンであればそのくらいの金額でも対応可能です。
デンタルローンのデメリット
審査が通らない可能性がある
ローンが高額であるため、クレジットカードを作る時の審査より厳しいです。
申請したとしても保証人が必要になったり、保証人がいたとしても審査に落ちる場合があります。
クレジットカードのリボ払いに関して
クレジットカードには分割払いの他にリボ払い(リボルビング払い)があります。
色々支払いの種類はあるのですが、多いのは定額制です。月々の支払い金額を設定して残高によって利率が変わります。
元金の支払い金額を低くできるのですが、逆に言えば期間が長くなる可能性が高いです。そのリスクも考慮して選択する必要があります。
まとめ
単に分割して支払うと言っても、利息が違えば負担が大きく変わります。
いわぬま矯正歯科クリニックではどちらも選択できますが、それぞれの患者さまに詳しくご説明する時間はありませんので、こちらの記事に掲載させていただきました。
情報や知識が無ければ損をします。
これがお役に立てれば幸いです。