こんにちは。

宮城県岩沼市の

いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。

今回は、物価高が続くなかで、歯の矯正はいつから始めれば良いかをご説明させていただきます。

下の画像は生成AI(Google Gemini)で作成しています。

物価が上昇しています

バブル景気から約30年、日本は物価が上がらない「デフレ」の状態でしたが、現在日本の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比で約3%上昇しています。

日本銀行が目標とする上昇率が2%であるため、現在の物価高こと「インフレ」は通常より高い上昇を示しています。

国は物価高対策をおこなっているのですが、今のインフレはそれを越えているので、しばらくはこのトレンド(傾向)は続くものと考えています。

物価が上がる原因

物価が上がっている原因はいくつかあります。

1 コストの上昇

世界的に資源価格が上昇しているうえに、円安で輸入品価格が上昇しています。

2 トランプ関税

アメリカ合衆国の関税引き上げで、輸入品全体の価格が上昇しています。

3 人件費の上昇

人手不足で人件費が上昇しています。それに伴ってサービス業の価格に転嫁されるようになりました。

歯の矯正と物価高の関係

歯の矯正にかかる費用も今までと同じ価格が続くわけでなく、どんどん上昇していくと考えられます。

1 矯正装置にかかる費用

矯正の装置にかかる費用には2種類あって、一つは原材料費、もう一つは外注費です。

先程の物価が上がる原因でお話した「コストの上昇」がこれに当てはまります。

ワイヤー1本にしても、その原材料が上がっているために価格は上がっていますし、装置を作る技工所さまもそのコストが上がっているので、外注費は上がっています。

2 人件費

物価高に伴って人件費も上がっています。

歯科医院では歯科医師だけでなく、多くの従業員が働いています。

彼らもずっと同じ賃金で良いわけではないので、人件費は上がっていきます。

3 光熱費

電気、水道、ガスなどあらゆる光熱費が上がっています。

いつから始めたほうが良いのか?

それでは、歯の矯正はいつから始めれば良いのでしょうか。

結論から言うと、

「始めたいと思った時に始めた方が良いです。先延ばしにして良い事はあまりありません。」

以上になります。

一般的なインフレ2%が継続すると、現在の矯正治療が100万円かかるとして、

5年後  約110万円

10年後 約121万円

以上が今の100万円と同じ価値を持つ金額となります。

物価高では同じものを買うのに、数年後では高い金額を支払わなければいけません。

今と同じ金額が良いのであれば、今買わなければ買えません。

その頃には賃金も上がっていると思いますが、歯の矯正が同じような感覚でできるようになっているかはその時になってみないと分かりません。

まとめ

「失われた30年」が終わり、世界全体のインフレに日本もついて行くようになりました。

ずっと物の値段が同じもしくは下がっていく状態であれば、いつ物を買っても同じもしくは待った方が安くなるかもしれませんが、上がっていく状態になると早めに買っておいた方が安く買えます。

不動産などであれば「下がった時に買えばいいか」となるのでしょうが、おそらく歯の矯正の料金は上がったら下がる事はないと思われます。

「金額が上がったからできなかった」という後悔がないよう、いつ歯の矯正をするのが自分には必要なのか考えてみてください。

医療法人KOM いわぬま矯正歯科クリニック

宮城県岩沼市中央1-5-21-1F
理事長兼院長 日本矯正歯科学会認定医 小森 亮
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こもりん先生
こもりん先生は、宮城県岩沼市にある医療法人KOMいわぬま矯正歯科クリニック(歯列矯正専門歯科医院)の院長です。 歯ならびや歯の矯正に関して、分かりやすくご説明していきます。 経歴 氏名:小森 亮(こもり りょう) 宮城県岩沼市出身 歯科医師、歯学博士、日本矯正歯科学会認定医 東北大学歯学部卒、東北大学大学院歯学研究科修了 医療法人KOM いわぬま矯正歯科クリニック(宮城県岩沼市中央1-5-21-1F) 院長兼理事長 クリニック詳細は http://www.iwanuma-ortho.com/