こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
今回は「芸能人と歯の矯正」についてご説明させていただきます。
著作権の関係から矯正装置をつけている芸能人の方の実際の画像は使用していません。見たいという方はとことんググってみてください。
芸能人は歯の矯正をしているか?
テレビや映画、そして最近はYou Tubeなどで、芸能人の方々が出演しています。
「昔に比べて、最近は歯ならびの良い人が増えたなあ」と感じる方もおられるかもしれませんが、元々みんなが歯ならびが良かったわけではありません。歯の矯正をされている芸能人は結構多いです。
ちょっと見ただけで矯正していると分かる方もおられますが、あまり気づかれない方も多いのではないでしょうか。
芸能人が歯の矯正をするタイミング
芸能人が歯の矯正をするタイミングは大きく3つあります。
デビュー前に終わらせている
子どもの頃や事務所などに所属する前に歯列矯正をして、芸能界に入った頃には終わっている状態です。
ご家庭が歯列矯正に理解があり、歯ならびがきれいになっているので芸能界に入ってから
デビュー直後に始める
芸能事務所の所属してから矯正を始めるパターンです。
まだ顔を覚えられる前の段階なので、下積みや研修などをしながら歯列矯正をします。仕事にもよりますが、所属事務所が費用を負担する場合もあるようです。
子役から芸能界に入られた方は、デビュー後に歯の矯正をせざるを得ない場合が多いので、このパターンに当てはまります。
売れてから始める
ある程度名前が売れて、様々な媒体に出ている中で歯列矯正をされるパターンです。
矯正装置が見える事を好まれない仕事もあるので、目立たない装置を使用している方が多いのではないでしょうか。
芸能人が主にしている(していた)歯の矯正
芸能人の方々は「人から見られる」職業の最たる例なので、目立たない装置を使用している方が多いです。
ホワイトワイヤー
歯の表側からの矯正ですが、通常の金属のワイヤーではなく白くコーティングされたワイヤーを使用したものです。
金属の矯正よりは目立ちませんが歯の表側に装置があるのは変わらないので、治すのが難しい歯ならびで仕方なく選択している事も考えられます。
歯の裏側からの矯正
舌側矯正(リンガル矯正)とも言います。
数年前まではこの方法が一番目立たない歯列矯正でした。裏側なので目立たなくて良いのですが、装置が舌に当たるために滑舌が悪くなる場合があります。
マウスピース矯正
インビザラインをはじめとするマウスピースによる歯列矯正です。
ここ数年でかなり素材等が良くなったため、目立たない矯正だとこちらを選択される方も多くなりました。ですが、アタッチメントによる歯の凹凸が出てくる事と、アライナー(マウスピース)が光に反射してしまう事もあり、撮影時はマウスピースを外して出演している場合があるかもしれません。
歯の矯正をしていた芸能人
歯列矯正を公表されている、もしくは矯正装置のついている画像が残ってる方々を列挙しておきます。
単に歯ならびが良くなっただけですとセラミック矯正の可能性があるので、今回は除外しています。
杏さん
モデル時代に歯の表側から歯列矯正をされていました。
デビュー直後に矯正をした例と言えます。
指原莉乃さん
AKB48時代は前歯のズレを気にしていたさっしー(指原莉乃さん)ですが、歯の裏側からの矯正(フルリンガル矯正)で治療されています。
本田翼さん
ゲームやマンガが好きで少々オタクな部分もあるばっさー(本田翼さん)ですが、上下とも歯の裏側からの矯正(フルリンガル矯正)をされています。
マツコ・デラックスさん
上下とも歯の裏側からの矯正(フルリンガル矯正)をされていました。
下の歯が前に出ている下顎前突だったと、ご本人が話されていました。
マコ(NiziU)さん
Nizi ProjectからNiziUでデビューされたマコ(山口真子)さんは、ホワイトワイヤーで歯列矯正をされていました。
韓国では日本以上に歯ならびがが重要とされています。
韓国でのパフォーマンスをするためにも、歯の矯正が必要だったのかもしれません。
ミイヒ(NiziU)さん
2020年6月30日に「Make you happy」でデビューしたNiziU(ニジュー)ですが、八重歯があったミイヒ(鈴野未光)さんは抜歯をして矯正をされています。
下の歯の装置が見えている写真もあるため、ハーフリンガル矯正で治療されているのではないかと思われます。
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)さん
2019年にInstagramで歯列矯正を始める事を報告されています。
八重歯が特徴だった百田夏菜子さんですが、しばらくは事務所から歯列矯正を止められていたそうです。
上下とも歯の裏側からの矯正(フルリンガル矯正)をされていました。通常の抜歯での歯列矯正は第一小臼歯を抜くのですが、見た目を気にしてなのか他の理由があったのか、もう一つ後ろの第二小臼歯を抜歯しての治療をされていました。
矢作兼(おぎやはぎ)さん
ホワイトワイヤーで治療されていて、さらに顎間ゴム(上下の歯に自分でかけるゴム)をしながらテレビ出演されていました。
ここまで堂々と矯正装置を隠さずにテレビ出演していたのは矢作さんくらいではないでしょうか。
YUKI(元JUDY AND MARY)さん
歌手の方は発音が変わるのを嫌がって歯列矯正をさける方もおられますが、YUKIさんは装置のついた状態でCDのジャケット写真を撮影しています。
ですが撮影の際に金属のワイヤーが目立ってしまったのか、ワイヤーが見えないようにするためと歯ならびが崩れないように、白い細いワイヤーで連続結紮(複数の歯を同時に結びつける手法)しています。
米津玄師さん
「Lemon」や「パプリカ」をリリースする前まで、歯の表側からの矯正のホワイトワイヤーで歯列矯正をされていました。
その他たくさん
まだまだたくさんおられます。挙げられるだけあげておきます。この方々以外にも歯列矯正をされています。
相武紗季さん、ウエンツ瑛士さん、岡本玲さん
カズレーザーさん、久保史緒里(乃木坂46)さん、くわばたりえさん
斎藤ちはる(テレビ朝日)さん、島袋寛子さん
田中みな実さん、とにかく明るい安村さん
西野七瀬さん、のん(能年玲奈)さん
hyde(L’Arc〜en〜Ciel)さん、橋本環奈さん、浜辺美波さん、藤田ニコルさん
前田敦子さん、南明奈さん
やついいちろうさん
まとめ
ひと昔前は「八重歯がかわいい」など、歯ならびが悪くてもそれが個性として芸能人も歯列矯正をしない方が多かったです。
しかし、最近は歯ならびを治される芸能人の方が多くなってきました。
歯ならびの良し悪しが世間的に認知されてきたものと考えられます。
好きな芸能人がしている歯列矯正をしてみたいなど興味を持たれた方は、お近くの歯科医院さまにご相談してみてください。