こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
先日、歯列矯正の費用に関してご説明させていただきました。
その際に、大人の矯正と子どもの矯正それぞれの料金があったのですが、患者さまから「何歳までが子どもの矯正ですか?」とご質問がありました。
今回は、「歯列矯正の子ども料金」に関して、ご説明させていただきます。
子ども料金
それでは、一般的な子ども料金はどのようになっているのでしょうか。
国内航空券
JAL国内線では、以下のように分けられます。
①幼児(3歳未満)、②小児(3歳~12歳未満)、③大人(12歳以上)
ただし、3歳未満でも座席を確保する場合は小児料金が適用されます。
海外航空券
JAL国際線では、以下のように分けられます。
①幼児(2歳未満)、②小児(2歳~12歳未満)、③大人(12歳以上)
幼児は大人運賃の10%、小児は大人運賃の75%です。
ただし、2歳未満でも座席を確保する場合は小児料金が適用されます。
鉄道運賃
JRでは、以下のように分けられます。
①乳児(1歳未満)、②幼児(1歳~6歳未満)、③こども(6~12歳未満)、④おとな(12歳以上)
小学生が「こども」であり、それ以前は幼児、それ以降はおとなです。
映画館
映画館では料金体系として、
①幼児(3歳以上)、②小中学生、③高校生、④大学生、⑤一般
に分かれている事が多いです。
歯列矯正での大人と子どものボーダーライン
一般的な「子ども料金」に比べて、歯列矯正には全国一律のボーダーラインがあるわけではありません。
いくつかの目安を総合的に判断して、料金を分けています。
実際の年齢(実年齢)
小学生は「子ども」、中学生以降は「大人」としている場合があります。
後からご説明しますが、歯の成長はほとんど小学6年生までに終わります。大まかな目安として実年齢が利用される事はありますが、それぞれ成長は異なりますので、一部当てはまらない事もあります。
歯の入れ替わり(歯年齢)
子どもから大人になるにしたがって、歯の生え変わりが起こります。
乳歯列期
乳歯だけの状態です。
その後ろに6歳臼歯と呼ばれる第一大臼歯が生えてきます。
混合歯列期
乳歯と永久歯が混ざっている状態です。
乳歯が抜ける順番は、①下の前歯、②上の前歯、③下の奥歯(犬歯~小臼歯)、④上の奥歯(犬歯~小臼歯)です。
一般的に、小学生の低学年~中学年がこの時期にあたります。
永久歯列期
乳歯が全て抜け、永久歯だけになっている状態です。第一大臼歯までの歯が永久歯になると永久歯列期と言えるのですが、その後に12歳臼歯とも呼ばれる第二大臼歯が生えてくるので、大人の矯正治療はそこまで待つ事が多いです。
骨の成長(骨年齢)
子どもの矯正では、骨の成長を考慮する必要があります。そのため、検査をする際に手のレントゲンを撮影して、骨の状態で成長を判断します。
身長が伸びるピークは、女の子が10歳前後、男の子は12歳前後です。
ピークを過ぎたあたりが「大人料金」となります。
まとめ
保護者の方から見れば、中学生や高校生はまだまだ子どもだと思いますが、歯の矯正では大人扱いになる事が多いです。
歯列矯正は、「子ども」と「大人」では治療内容が大きく変わってくるため、料金が異なります。
その点も踏まえて、いつ矯正を始めたら良いか考えて頂ければ幸いです。