こんにちは。
宮城県岩沼市の
いわぬま矯正歯科クリニック院長小森です。
今回は、歯列矯正でのネットの口コミ(評判)に関してご説明させていただきます。

口コミとは?
口コミ(くちこみ)とは物事の評判などに関する噂で、知人同士のコミュニケーションを通じて人づてに伝達されるものです。マスコミ(マスコミュニケーション)との対比で、大宅壮一氏による造語とされています。
直接に人と話しての口コミもありますが、近年はSNSやブログなどネットによる口コミもあります。
口コミの問題点
すべての人が同じ感想ではない
歯の矯正の治療を受けたとして、同じ歯科医院であったとしても受ける側の感想は個々人で異なるはずです。良い場合もあれば悪い場合もあります。
多くの方が良いと思っていたとしても、たまたま口コミをされた相手が悪い感想を持っていれば、悪い印象が広まる可能性があります。
悪い口コミの方が広まりやすい
例えばの話なのですが、良い事と悪い事ではどちらが早く人に伝わるでしょうか。「悪事千里を走る」という言葉がありますが、一般的には悪い事の方が早く伝わります。
そうなると、良い事よりも悪い事が先に広まってしまい、ある種の先入観が生じてしまう可能性があります。
ネットの口コミの問題点
匿名性
SNSなどで匿名性はあまりなくなってきましたが、掲示板などネットは身元を明かさずにコメントができる場が多いです。
そのようなコメントに事実が含まれる事もあるのでしょうが、信頼性は著しく下がってしまいます。
商業目的の口コミ
ステマ(ステルスマーケティング)という言葉をご存知でしょうか。宣伝と分からないようにして消費者に対して宣伝する事なのですが、ステマに限らずネットの口コミには何かしらの商業目的が混ざる事があります。
ブログなどで「オススメのランキング」が出てくる事がありますが、発信元の「信頼性」がなければそのランキング自体に意味はなくなります。
また、矯正歯科で安くできるランキングなどありますが、医療行為で安ければ良いのかは少々疑問が残ります。

悪い口コミは削除される
最近よく、ネットでの誹謗中傷が話題になります。
悪い口コミには大きく2種類あって、実際に見聞きした経験からの口コミと、根拠のない悪意のある口コミです。
根拠のない誹謗中傷も含めた悪い口コミを削除する業者は存在しますが、逆に言えば根拠のある物も削除できてしまう事になります。
まとめ
近年のインターネットの普及により、膨大な数の情報を瞬時に得られるようになりました。
ですが、その中で有益で信頼性のある情報を得るのは、ある種の「運」が必要なのかもしれません。
変に先入観を持たず実際にその歯科医院に行って、直接歯科医師と話をしてみて、ご自身の感覚で判断して頂ければ幸いです。